大矢祥一
プラチナってどんな素材?

プラチナジュエリーの基礎知識について
プラチナは、希少性が高い貴金属のひとつです。
医療や、産業分野などでも活用され、その価値は年々高まる一方です。
プラチナは純度が高いため、加工されたジュエリーはとても美しい輝きを放ちます。
そのうえ変色や変形の心配もありません。
普段使いのジュエリーとして最適だといえるでしょう。
さらに、強度とともに粘り気があるため、非常に繊細な細工をすることが可能です。
様々な特性を持つプラチナジュエリーは、世界中でファンを魅了しつづけています。
プラチナの種類と特徴について
プラチナは、白金族で構成される元素鉱物であり、銀のように輝き、金のように錆びないのが特徴です。
また生産量は少なく、ゴールドの1/30 しかないといわれています。
種類は、純度の高いものから「Pt1000」「Pt950」「Pt900」「Pt850」と4つに分かれます。
一番低いランクの「Pt850」でも純度が85%以上であり、純度が90%の「Pt900」は、ジュエリーなどに多く使用されています。
それぞれの量のパラジウム(pg)を加えて、プラチナジュエリーが誕生します。
また、純度100%の「Pt1000」では、強度を保つために 0.03%以下の含有物を微量に入れることがあります。
これはプラチナ自体が柔らかいため、傷や変形することを防ぐためだといわれています。
このようにプラチナは他のジュエリーに比べ、純度が際立って高いことが特徴です。
加工されたプラチナジュエリーは、変質や変色する心配はありません。
普段身に付けるジュエリーとして最適だといえるでしょう。
プラチナジュエリーのお手入れ・メンテナンス方法について
プラチナジュエリーには様々な種類があります。
その中には非常に繊細な細工を施されているものもあり、丁寧に扱う必要があります。
保管する際には、他のジュエリーなどとぶつからないように注意しましょう。
傷が付かないよう個別に保管することをおすすめします。
お手入れ方法ですが、ティッシュペーパーや専用の布などを使ってやさしく拭き取って下さい。
ジュエリーについた埃や脂は、こまめに取り除くことによって品質を保つことができます。
また、汚れがひどい場合は中性洗剤などを使って洗いましょう。
専用のジュエリークリーナーを使用する場合は、取り扱い説明書をよく読んだ上で使用して下さい。
また、古い歯ブラシを使ってお手入れする方法もありますが、使用する際にはプラチナジュエリーの表面に傷が付かないよう慎重に行って下さい。
汚れがとれたら水洗いを行い、柔らかい布できれいに拭き取りましょう。
プラチナは他の金属と比べ、採取される量が少なく大変な希少価値があります。
こまめにお手入れを施し、いつまでも美しい状態に保ちたいものです。