ベビーリングとは?

赤ちゃんの誕生を祝福する小さな指輪をベビーリングと呼びます。
健やかに元気に育って欲しいという願いを込めて、記念のジュエリーとして作られます。
現在ではパワーストーンとなる「誕生石」を留めたベビーリングが一般的になっています。
お子さま誕生記念に、ご友人へのプレゼントとしても、大変喜ばれるベビーギフトです。
ベビーリングを作る時期については特に決まりはありません。
産後1ヶ月や、1歳の誕生日に合わせて用意するという方が多いようです。
また、お食い初めの生後100日で作られ方や、
3歳のお誕生日にママとキッズおそろいで注文したという方など様々です。
ベビーリングは、チェーンに通してペンダントにし、
お子様が大きくなるまでお母さまが御守りとして身に着け、
20歳のお誕生日にお子様にプレゼントするという風習があります。
自分自身が生まれたときから家族に愛されていたという証ですので、
ベビーリングを見る度に心が満たされることでしょう。
また、ジュエリーボックスに入れておいたり、
記念写真や母子手帳と一緒にとっておいたり、
大事に保管しておく場合も多いです。
ベビーリングの歴史
16世紀のヨーロッパで始まった「銀のスプーン」をプレゼント習慣が由来しています。
「銀のスプーンをくわえて生まれた子供は幸せになれる」という言い伝えがありました。
そのため、「一生食べ物に困ることなく、元気に育つように」という願いを込めて、赤ちゃんの誕生祝いや洗礼の際に、銀のスプーンを贈る風習が始まりました。
高価だった銀の食器は上流階級が好んで使いましたが、
これは単に贅沢品としてではなく、「毒」を回避するためです。
銀の食器にはいわゆる毒見としての用途があったと言われています。
銀は昔から悪魔祓いに使われていて、魔除けの意味があり、お守りとしても重宝されていました。
当時の中世ヨーロッパでは「魔=病」とされていたので、銀を指輪にして身につけることにより、子供の身を守るという意味が込められていました。
それがいつしかファッション性を取り入れるようになり、銀だけでなく高級感のあるゴールドやプラチナ素材の「ベビーリング」を贈る習慣が定着し、様々なデザインが誕生しました。
その後ヨーロッパのセレブの間で大流行し、徐々に日本へと浸透してきたのです。